日常的にいびきがある方は、およそ2000万人いると推定されています。その中で、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断される方はその約1割の約200万人以上いるとされています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、一晩(7時間)の睡眠中に10秒以上の無呼吸や低呼吸(呼吸が浅くなる状態)が30回以上起こるか、または睡眠1時間あたりの無呼吸や低呼吸が5回以上あった場合に該当します。睡眠時無呼吸症候群の影響は深刻であり、十分な睡眠が得られないため、日中に慢性的な眠気や業務効率の低下、居眠り運転などの社会生活への不安が出ることがあります。 さらに、【一瞬いびきをかく・無呼吸状態が続く】という状況は身体に負担がかかり、高血圧、不整脈、心臓病、脳血管障害、糖尿病などの誘発、記憶力・思考力の低下などにも繋がってしまいます。